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    介護日記 おとんナウ

    認知症の親を在宅介護している見守り人嫁のお話です。

    Top Page ›  介護 福祉 医療 › ねこ様さま。
    2020-02-28 (Fri) 00:00

    ねこ様さま。

      おちこんだりもしたけれど

      私は、げんきです。

      ー キキ (魔女の宅急便)ー

      認知症夫婦ある日の出来事 嫁の私観察記録。

      アルツハイマー型認知症義父(おとん)と元のら猫のお話です。

      ねこに煎餅をあげるおとん
      (猫にせんべいをあげるおとん)

      「ねこ様に感謝です」

      家には、元のら猫がいる。
      10年以上前におとんが、
      犬と散歩をしているとき勝手についてきた。

      そして、今も勝手に住みついている元のら猫。
      元のら猫は「クー」と呼ばれている。
      猫が、「くウ~」と鳴くから名づけたそうだ。

      おとんは、この元のら猫クー(おす)を
      ものすご~く可愛がっている。

      自分の娘や息子の顔を忘れても、
      この元のら猫クーを忘れたことはない。

      食事するときも、寝るときも一緒だ。
      おとんの右わき腹は、元のら猫のクーのものである。
      そんなクーが、大好きなおとん。

      クーちゃんが、ひざの上で寝ていると
      なでなでしている。

      なでなでしては、「クーちゃんや」
      「クーちゃんはかわいいなぁ」とデレデレのおとん。

      なでて、

      なでて、

      なでて、

      なでて、

      シャーと怒り、ねこパンチされるおとん。
      猫も、くり返されるのは苦手なようだ。

      それでも時間がたつとまた、
      なでなでしているおとん。

      猫の毛を
      いっしょうけんめいに、
      ブラシをかけるおとん。

      自分の食べるものを、
      かならず分けてあげるおとん。
      そんなやさしいおとんをみるのが、好きだ。

      おとんが、おとんらしく生きられるのも、

      嫁の私が、幸せな気持ちでいられるのも、

      すべて猫のおかげである。

      おとんも、嫁の私も
      元のら猫クーには、頭が上がらない。

      ねこ様さまである。

      おしまい。

      お読みいただきありがとうございます。

      皆様のおかげで元気なわが家。
      感謝感謝です(^_^)ノせばね~
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      最終更新日 : 2020-05-11

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