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    介護日記 おとんナウ

    認知症の親を在宅介護している見守り人嫁のお話です。

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    2022-02-04 (Fri) 12:06

    認知症の本人が、一番わかっている。


      こんにちは、お陰様で今日も生きてます。
      生きるって、本当にすごいことだと
      つくづく思います。

      自ら捨てては、もったいない。

      アルツハイマー型認知症義理の親(妖怪後3)から、
      生き方を学んでいる嫁の私です。

      わたしのブログをみつけてくださり
      ありがとうございます。


      認知症の人の行動だけみていると、おかしな事やってます。
      もう何もかも、わからなくなったんだろうか?
      と不安になります。


      けれど、よくみてください。
      本人は、気づいていると感じることありませんか?

      例えばです。

      認知症になりたての頃から、おとんは

      「頭がモヤモヤする」

      「聞いても、右から左に抜けるんや」と言ってます。

      自分の中で、何かがおかしいことに気がついていました。


      私が命令口調で言うと、おとんは、怒ってくれます。

      デートに誘うと、笑顔です。


      ちゃんと嫌なことは、嫌だ、嬉しいことは
      うれしいとわかっているのです。


      亡くなる前の日に、おとんは私にいいました。

      「わしが、居なくなったら、この家売って好きにしろや」

      私は、縁起でもない、なに馬鹿な事言ってるのって
      話をはぐらかせました。

      おとんは、わかってたんです。

      私が親の介護で悩んでいたことも、自分の命の終わりも、
      すべてお見通しだったんです。


      今、介護に苦しんでいるかもしれません。

      ありがとうと、声をかけてもらえないかもしれない。

      けれど、家族がつくしてくれていることも、

      自分自身のことも

      本人が一番わかってます。

      ただ、病気のせいで、うまく言葉にできないのです。

      おしまい。

      人生はままならないけど、小さな幸福はそこにある。

      ー 嫁の私 ー

      ここまでお読みいただきありがとうございます。
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      いつもありがとう(*^_^人)


      私の幸せ📷
      ちょろさん4

      <つぶやき>
      私を育ててくれた祖母、実の母、そして義理の父おとん。
      私は3人を看取りました。
      その間、愛猫も亡くなってます。
      そばにいてくれた人が居なくなるのは
      とてもつらいです。

      それと同じくらい介護もつらい。
      認知症ではなくても、介護はたいへんです。
      なんど心が折れそうになったことか。
      そういうとき、いつも考えるんです。

      「どのように、死を迎えさせるか」
      介護をやるからには、生きてて良かったって思って欲しい。
      お互いに、心残りがないように考えるのでした。

      それでは(^_^)/せばね~


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      最終更新日 : 2022-02-04

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