何もしなくても、あたたかいまなざしを
もらえるのが赤ちゃん。
歳をとった親は、どうでしょうか?
アルツハイマー型認知症義理の親(妖怪後3)から
生き方を教わっている嫁の私です。
わたしのブログをみつけてくださり
ありがとうございます。
記憶障害という厄介者前回のつづきです。
長いですが、よろしいですか?

認知症という病気は、じわりじわりと本人と
家族を追い込んでゆくのです。
けれど、認知症があっても、環境や周りの人のかかわり方しだいで
最後まで穏やかに暮らす人もおります。
その為には、認知症(記憶障害)をどう捉えるか
ではないでしょうか?
例えば、初期の頃です。
亡きおとんは、親戚中に電話をかけます。
「おかんが、家におらんけど、そっちに、おらんやろか?」
この時、義理の母は、入院中でした。
おとんは、そのことを忘れるのです。
家に居るはずの妻が居ない。
おとんは、おかんが心配です。
妻を心配するあまり、ふたたび親戚中に電話をかけます。
「おかんが、おらんのや、おかんを隠してるやろ💢」
何度も、何度も同じ質問をされ、うたがわれて、おこられる。
親戚は、たまったもんじゃありません。
娘さんや息子に、連絡をします。
娘さんは、父親に注意をしますが、忘れちゃいます。
私は、おとんを連れて、おかんに会わせるのですが忘れます。
ふたたびおとんは、親戚中に電話をする。
おとんは、身うちの嫌われ者です。
記憶障害のために、妻が入院していることも、親戚に電話したことも、
娘から言われたこともすべて忘れる。
新しい出来事を、覚えられないのも記憶障害のためです。
迷惑をかけた記憶がないがために、ごめんなさいと
謝ることもできないのです。
娘さんや親戚、家族にすれば、えらい迷惑です。
人の話を、きけない厄介じいさん。
親を尊敬できなくなるかもしれません。
記憶障害という症状のせいで、家族の絆が
ぷつりときれてしまうのです。
これこそが、認知症の怖さだと私は思います。
胸に、手をあてて考えました。
今まで、家族を守ってきた父親がです。
病気になったからといって、家族に迷惑をかけたろか~
と思うでしょうか?
おとんに、してみればですよ。
妻を心配し、自分なりに一生懸命やった。
けれど、うまくできなかった。
夫が妻に、優しくしただけです。
ただ、記憶障害があるがために、失敗してしまうのです。
まわりの人は、記憶障害がどういうものか、
わからないのです。
アルツハイマー型認知症は、記憶障害だけではありません。
いろんな症状がでてきます。
症状だけみていると、大事な家族を失います。
認知症になると、迷惑をかける人とあきらめる。
それとも大切な人が、たまたま認知症になっただけと、
人として、向き合えるか?
自分の捉え方しだいで、未来は、かわると私は思います。
おしまい。
やがて訪れる老いや死は、すべての人に平等である。
ー 嫁の私 ー
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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あなたの愛が、家族に届きますように
(^_^)/せばね~
病気は他人事ではない🌷
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最終更新日 : 2022-01-26