おとんの仕事は、さっさと忘れること。
ー 嫁の私 ー
在宅介護中嫁の私です。
わたしのブログをみつけてくださり
ありがとうございます。
このブログは、アルツハイマー型認知症に
ついて書いてます。
アルツハイマーって、宇宙人じゃないですからね。
覚えられない、記憶に残せない病気の人です。
けれど、病気を理解するって難しいのよね。
私の反省をこめて。

うちの義理の父は、アルツハイマー型認知症です。
どんな病気かと言えば、おもに記憶障害です。
新しい出来事は、記憶にとどめることが、ほぼできません。
頭に残らないと言うことです。
アルツハイマーは、頭(脳)の病気です。
パッと見た目では、病人とわかりません。
「病人とわかってもらえない」「記憶しづらい」
という障害が、悪循環を生みます。
例えばです。
おとんが、お腹をくだしたので、正露丸を飲んでもらいました。
父「腹が痛い・・。」
私「大丈夫?今、正露丸飲んだからもう少ししたら治るからね」
父「嘘や💢、こんなに腹が痛い・・毒やろ💢」
父「おまえが、毒のませたんや💢」
私「違いますよ、お腹が治るお薬だよ」
父「腹が痛い。毒に違いない。わし、殺される」
私「違うって言ってるでしょ💢」
おとんは、警察に「嫁に殺される」と電話をかけます。
警察が家に来た頃には、おとんのお腹が治ってて、
電話をかけたことも覚えていません。
警察は、イタズラ電話しないように注意します。
私は、父の言葉にショックと怒りがわきます。
私「いい加減にしてよ💢」
父「なんで、わし怒られるんや💢」
私は、「忘れてる」と勘違いをします。
「わざとしているの?」とイライラします。
おとんは、なぜお腹が痛くなるのかわからず、
不安で恐かっただけなのに。
わたしも周りの人も、こういう人がいるって思っていません。
記憶障害で、ケンカになるのです。
おとんは、忘れたのではなく、「覚えることができない」のです。
記憶にないので、思い出すこともできません。
記憶障害であるおとんの身になると、できないことを
ただ、怒られているだけです。
おとんが、3歳児や足が片方なければ、優しく手をさしのべて
もらえるかもしれません。
どこに障害があるか、どういう病気なのか、相手がわかっていなければ
わからず屋で、頭のおかしい人とうけとります。
障害者で、お年寄りだけど、冷たくされてしまうのです。
認知症という病気になった義理の父の不自由さです。
おしまい。
お読みいただきありがとうございます。
いつもありがとう🌷

だれも悪くないのに、お互いに嫌なきもちにさせる病気。
世の中の人や介護する私が、病気を理解できると
もっと暮らしやすいのだけれども。
(^_^)/せばね~
思いだせない病🌷
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最終更新日 : 2022-06-24