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    介護日記 おとんナウ

    認知症の親を在宅介護している見守り人嫁のお話です。

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    2021-06-21 (Mon) 04:40

    寝てばかりいる義理の父のプライド。


      人生に、練習はない。

      ー 嫁の私 ー

      アルツハイマー型認知症義理の父(中ボケ期)
      在宅介護中嫁の私です。

      私のブログを、みつけてくださり
      ありがとうございます。

      入院たった5日間で、人間は弱ってしまう。

      退院後、寝てばかりいるおとんがやる気をだした話です。


      「プライド」


      人間の身体は、90歳からでも筋肉はつく。

      認知症のおとんは、5日間で筋肉をおとす。

      もうーーーヽ(`ω´*)ノ今までの努力が水の泡。

      アルツハイマーは、すぐナマケモノになる。

      高齢者は、太陽にあたらないと骨がよわくなる。

      下の写真は、片手で、上げられなくなった右手。
      筋力低下中だ。

      筋力トレーニング中

      寝ているだけで、こんなにも筋肉はおちるのだ。

      これ以上、筋肉がおちると、箸がもてない。

      心臓の動きも弱くなる。

      血流が悪くなり、起き上がるとき、めまいを起こすぞ。
      (起立性低血圧と医者は言う)

      こんなこと言っても、おとんはビクともしない。

      病院で、おぼえたナマケモノを発揮する。

      朝からごろごろ。

      とにかく、体を起こすことから、始めよう。


      私「おとん、起きて欲しいな♡」
      おとん「やることないから、寝てるんや」

      私「じゃあ、一緒に掃除しよう。働いてください」
      おとん「手が痛いから、できひん」

      私「入院代返して」(脅してみた)
      おとん「ない袖は振れん」

      アルツハイマー能力、あー言えばこー言うは健在である。

      口ばかり達者なおとんは、動こうとしない。

      寝たきりに、なったらどうしよう。

      困っていたら、おとんは、みずから動くようになった。



      おとついのことだ。

      片手で、お風呂に入ったおとんは、湯船からでられない。

      ひとりで出られると言ったが、左手も、足にも力が入らずジタバタする。

      けっきょく、主人と私でお風呂から救出。


      ひどく落ち込んだのか、ポジティブなのか

      わかんないけど、おとんはやる気になった。

      おとん「わしは、今日から働くぞ、おまえ(主人=息子)には、負けん」


      お陰で、今日も歩いている。
      歩く練習

      おしまい。

      お読みいただきありがとうございます。



      いつもありがとうございます(^_^)/せばね~



      プライドで生きる男🌷
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      最終更新日 : 2022-06-03

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