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    介護日記 おとんナウ

    認知症の親を在宅介護している見守り人嫁のお話です。

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    2019-11-12 (Tue) 00:00

    ポケットにチリ紙


      人と違った考えを 持つことは一向にかまわないさ

      でも その考えをムリやり

      他の人に 押しつけてはいけないなぁ

      その人には その人なりの考えがあるからね

      by スナフキン(ムーミン谷)



      認知症夫婦のある日の出来事・・・見守り人嫁の私 観察記録。


      チリ紙の部屋で 過ごすおかん。

      まくらの下に たたまれたチリ紙

      ユニクロのベストのポケットに 鼻をかんだチリ紙

      タンスの中に 病院から持ち帰ったトイレットペーパーが畳まれてある。

      押し入れには まだ手付かずのティッシュBOXが山ほどある。

      Pトイレで ヨウをたすおかん。

      パンツに たたまれたチリ紙が入っている・・・。

      捨てようとする 嫁の私。

      「やめてちょうだい。大切な物だから」とおかん。

      おそそにも 大切なものがついているので洗浄する嫁の私。

      最近さらに 尿臭がひどいおかん。

      原因はわかっている嫁の私。

      水分をとらない 果物が嫌いなおかん。

      トイレをがまんするおかん。

      寝てばかりで動くことが嫌いなおかん。

      毎日散歩に連れて行くが 10分が限度のおかん。

      それでも負けずにおかんを散歩に連れ出す嫁の私。

      「車椅子持ってきてちょうだい」とおかん。

      「車椅子まで歩こう?」嫁の私。

      手引きで歩いてもらう嫁の私。

      最近まで右手にギブスをしていたおかん。

      指の関節が固まって(拘縮)にぎることが難しいおかん。

      寝ているので足の関節も固まってきているおかん。

      病気じゃないのにゴロゴロしていたツケが身体にきているおかん。

      「足ひきずってますよ~足上げてはーいイチ・ニイ~いちに~い」やる気の嫁の私。

      「部屋に帰るわ」とおかん。

      足をズルズルひきずりながら 家に戻ろうと歩き出すおかん。

      ズボンのすそから 何やら白い物が落ちるおかん。

      一歩まえに行く度に 白い物が落ちるおかん。

      「おかん、あなたの大切なものが すそから落ちてます」と嫁の私。

      そして、その夜 熱をだすおかん。

      次回につづく。

      ふくチョロ

      お年寄りは チリ紙を大切にする。

      1973年(昭和48年)オイルショック時代。(当時田中角栄内閣)

      オイルショックをきっかけに 各地で起きたトイレットペーパーの買い占め

      騒動。「紙節約の呼びかけ」で全国で紙売り切れ、メデイアに踊らされた国民。

      おかんもその一人だ。認知症になると短期記憶はなくなるが、昔の事は よく

      覚えている。

      チリ紙=無くなる。チリ紙がないと、生活できない。紙をためる。

      おかんは ちり紙があれば困らないと思って、ため込む。悪いことではないが、

      チリ紙を ため込むと虫がわく(特に使ったチリ紙)洗濯時もポケットにチリ紙は困る。

      嫁の私は少しずつ おかんの大切なちり紙を捨てる。(衛生管理の為)

      一度に捨てるとバレて怒る。おかんのストレスになる。(ストレスは認知症悪化につながる)

      認知症が問題ではなく、時代錯誤が問題なのだ と思う今日この頃。

      ここまでお読みいただきありがとうございます。

      幸せはあなたのすぐそばにあります(^_^)ハッピー
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      最終更新日 : 2022-01-16

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