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    介護日記 おとんナウ

    認知症の親を在宅介護している見守り人嫁のお話です。

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    2020-10-16 (Fri) 14:00

    沈黙は金なり。

      日々 たんたん。

      ー 嫁の私 ー

      アルツハイマー型認知症要介護3義理の父おとん。

      認知症在宅介護中 嫁の私観察記録。

      私のブログをみつけてくださり
      ありがとうございます。

      在宅介護で、気がついたこと感じたこと
      を書いています。


      「沈黙は、やさしさ。」
      を書いています。


      ねこ部屋にて

      「・・・・・」


      認知症の父の行動は、本人にしかわからない理由がある。
      たとえば、以前のことだ。


      父は、部屋中ウロウロとまわり「嫁に毒を飲まされた。
      頭にキリだぁぁぁ。」と大きな声をあげていた。


      私は、あまりのショックで「おとん、私そんなことしてないよ」
      と口をかえす。

      すかさず父は「うるさい💢黙れ」と怒鳴る。


      父の目が忘れられない。
      私を憎んでいる目だ。

      私は、ここに居てはいけないのだと悲しくなった。


      人間というものは、自分ひとりではどうにも
      できない時がある。
      一人であがいても、あがいても苦しみは消えない。


      認知症になった父は、
      記憶が消えた。

      今まで、どうやって生きてきたのかわからない。
      これからどうやって、生きていくのか思いつかない。

      悲しみと不安の中で、もがき苦しむ。


      そんな時、否定的な言葉をかけられたら
      あなたはどうしますか?


      今なら「うるさい」と怒る気持ちがわかる。


      私だって、実の母が亡くなったとき誰も私に
      話しかけないでよと思った。
      それと同じなんだ。


      父が怒っているときは静かに見守る。
      距離をとって、心しずまるのを待つ。

      父が黙っていれば、ただ心穏やかに何も語らず
      父のそばに寄り添うだけ。


      それだけで、思いやる気持ちが
      十分に伝えることができる。


      言葉をかける思いやりもあれば、かけない方が
      思いやりになる。


      その人の立場になって、今この人にどういう言葉をかけるべきか?
      を考えることが大切なのだ。


      たとえそれが、正しいことでもバカ正直に言うとケンカになる。


      人間関係を良好にするには「沈黙」が必要なのだ。
      沈黙は、金なり。

      おしまい。

      お読みいただきありがとうございます。

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      最終更新日 : 2020-11-16

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