ー 嫁の私 ー
アルツハイマー型認知症要介護3義理の父おとん。
認知症在宅介護中 嫁の私観察記録。
私のブログをみつけてくださり
ありがとうございます。
在宅介護で、気がついたこと感じたこと
を書いています。
「沈黙は、やさしさ。」
を書いています。

「・・・・・」
認知症の父の行動は、本人にしかわからない理由がある。
たとえば、以前のことだ。
父は、部屋中ウロウロとまわり「嫁に毒を飲まされた。
頭にキリだぁぁぁ。」と大きな声をあげていた。
私は、あまりのショックで「おとん、私そんなことしてないよ」
と口をかえす。
すかさず父は「うるさい💢黙れ」と怒鳴る。
父の目が忘れられない。
私を憎んでいる目だ。
私は、ここに居てはいけないのだと悲しくなった。
人間というものは、自分ひとりではどうにも
できない時がある。
一人であがいても、あがいても苦しみは消えない。
認知症になった父は、記憶が消えた。
今まで、どうやって生きてきたのかわからない。
これからどうやって、生きていくのか思いつかない。
悲しみと不安の中で、もがき苦しむ。
そんな時、否定的な言葉をかけられたら
あなたはどうしますか?
今なら「うるさい」と怒る気持ちがわかる。
私だって、実の母が亡くなったとき誰も私に
話しかけないでよと思った。
それと同じなんだ。
父が怒っているときは静かに見守る。
距離をとって、心しずまるのを待つ。
父が黙っていれば、ただ心穏やかに何も語らず
父のそばに寄り添うだけ。
それだけで、思いやる気持ちが
十分に伝えることができる。
言葉をかける思いやりもあれば、かけない方が
思いやりになる。
その人の立場になって、今この人にどういう言葉をかけるべきか?
を考えることが大切なのだ。
たとえそれが、正しいことでもバカ正直に言うとケンカになる。
人間関係を良好にするには「沈黙」が必要なのだ。
沈黙は、金なり。
おしまい。
お読みいただきありがとうございます。
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最終更新日 : 2020-11-16