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    介護日記 おとんナウ

    認知症の親を在宅介護している見守り人嫁のお話です。

    Top Page › 認知症 かかわり方 › 積極的に忘れる。
    2020-10-06 (Tue) 00:00

    積極的に忘れる。

      私が苦手なこと

      相手からうけた危害を忘れること

      ー 嫁の私 ー

      アルツハイマー型認知症要介護3義理の父おとん。
      認知症在宅介護中 嫁の私観察記録です。


      わたしのブログを、みつけてくださり
      ありがとうございます。

      在宅介護で、気がついたこと感じたことを
      書いています。


      この記事は、義理の父おとんから教えてもらった
      「積極的に忘れる」です。

      (1分で読めます)


      ちゃーさん3
      ↑ごはんを忘れて寝るチャーばばさん

      「積極的に忘れる」

      嫌なことは、さっさと忘れたい。


      人間ってやつは、してもらったことは忘れる。
      やられたことは、いやでも覚えている。

      本当に、たちが悪い。


      そして私は、記憶力がいい方だ。

      嫌なこと悲しいこと楽しいことほとんど覚えている。


      記憶力が、いいと言うことは良いことかもしれない。


      仕事でも友人にも褒められること間違いないだろう。


      しかし、覚えすぎていると嫌なことを
      ずっと引きずって根にもってしまう。


      何かに、心がうばわれていると体が動かなくなる。

      うしろにも前にも進めない。


      わたしは、記憶することで限りなく不幸のちかくにいる。



      おとんは、ごみをそこら中に置いて部屋を汚す。


      自分で置いたことを忘れて

      「誰だ!わしの部屋を汚すのは💢おまえかぁぁーー」と怒り出す。


      怒りだすので、仕方なく私は掃除をする。


      部屋がきれいになると私に言うのだ。

      「そんなにバタバタ動くな。しんどいだけだぞ。ゆっくりせえや」

      そう言ってコーヒーを入れてくれた。


      おとんは、コーヒーを飲みながら幸せそうに笑っている。


      さっきのことはすでに、忘れている。


      そして

      「この時間に、飲むコーヒーが一番うまいね。ありがとう嫁の私」

      おとんは、嫌なこと忘れてキラキラしているのだ。


      私といえば、部屋を汚し余計な掃除までさせられ
      うじうじイライラしてた。

      そんな私に、ありがとうと言う。

      こんな私に、感謝してくれるのだ。


      イライラしていた私は、なんて器が小さいんだ。


      おとんは、いろんなことを忘れる。


      けれど、おとんが忘れるおかげで
      私は忘れかけていた大切なことを思い出す。


      忘れることができるから、前に進めるのだ。


      不幸に見えることも忘れるから幸せになれる。


      おとんと私のために、嫌なことは積極的に忘れることだ。


      認知症の介護をする私には、積極的に忘れることが必要なのだ。


      今日起きたつまらないことは、
      いま忘れても損はない。

      おしまい。

      お読みいただきありがとうございます。


      ↓押してくださる方ありがとう♡私は幸せです。



      忘れることが出来るって素晴らしいですね(^_^)ノせばね~

      いつもありがとうございます。
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      最終更新日 : 2022-04-06

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