しかめっ面ばかりだと
シワができます
ー 嫁の私 ー
アルツハイマー型認知症要介護3義理の父
(呼び名:おとん)嫁の私の在宅介護観察記録。
アルツハイマーの最大能力といえる「突然怒りだす」がある。
これは、変化や違和感をびんかんに感じとるためである。
そのため認知症の親を、十分に理解してかかわって欲しい。
「こういう態度は、認知症の人を怒らせる」
ことを書いています。

「相手の感情を、一瞬で察知する能力」
月曜日は、訪問リハビリがある。
リハビリの先生は、もちろん国家資格を持っている。
そのうえ、認知症ライフパートナーという資格もお持ちだ。
しかし、専門職でもダメなときは、ダメなのだ。
嫁の私「おとん~先生がいらっしゃいましたよ」
先生「太郎さん(仮名です)おはようございます。リハビリの〇〇です」
早口で話される。
おとんは、この時ベットで寝転がっていた。
父「・・・」
先生「さあ、起きて僕と歩きに行きましょう」
早口で話される。
父「今、歩いてきたから、やめとくわ」
先生「それじゃあ、体を起こして体操だけしましょうか?」
早口で話されながら、おとんの肩に触れた。
父「わし起きひんわ💢もう9割あの世に行ってるんだ。
わしが、何をしててもかまわんのじゃ💢」
突然大きな声をはりあげ、プイっと横を向いてしまう。
先生「えーーーそんな・・太郎さん。お願いしますよ」
早口で話される。
父「・・・・💢」
先生は、しばらく頑張ったが、帰られる。
先生は、10件訪問先があるそうで忙しいそうだ。
おとんは、ブツブツ怒っていた。
こういうおとんは、そっとしておく方がいい。
かまうと余計こじれる。
先生は、うちに着たときから焦っていた。
忙しくあせっていた先生の態度や感情を、おとんは感じ取ったのだ。
普通の人なら、「あー忙しいのね」と気にしない。
認知症のおとんは、相手のストレスを瞬間によみとり
自分も相手の感情になるのだ。
(テレビドラマを見て、主役に感情移入するような感じ)
そんなときに先生は、声もかけずおとんに触る。
だから、びっくりして認知症スイッチが入ってしまった。
認知症の人に、急な声かけや急な介助(ボディタッチ)は、
不安と恐怖でしかない。
怒りだすのは、自己防衛反応なのだ。
嫁の私は、ボーッとしているだけで顔面たたかれたこともある。
(真顔だったから)
本人に「恐い顔来るな」と言われてわかった教訓である。
それだけ認知症の人は、ビビりで気が弱いのだ。
(強そうにみえるけどね)
「なんで急に怒りだしたの?」とおもう節があるときは
態度も怒りにつながることを覚えていてほしい。
介護する者が、悪くなくても認知症の人は
恐怖にとらえてしまうのである。
ちょっとした態度で、認知症の人を不穏にできる。
そのような態度をとらなければ、怒られないですむということなのだ。
おしまい。
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最終更新日 : 2020-09-16