反省あるのみ
ー 嫁の私 ー
認知症在宅介護中 嫁の私観察記録。
アルツハイマー型認知症義父要介護3
(呼び名:おとん)
在宅介護で、気がついたことを書いています。
認知症のおとんは、自分でやった行動を思い出せない。
感情のおさえが、きかない。
とつぜん怒ったり・・・。
相手の言った言葉はわかっても、内容が理解できない。
そのために混乱する。
認知症の人をわかっていても、つい余計なことを
言ってしまうことはありませんか?
ついやってしまう悪い対応と改善策
を書いています。
(2分で読めます)

ついやってしまう悪い3つの対応
・「ちょっと待ってて」と連呼してしまう。
「ちょっと待ってて」の5分間が、おとんには
1時間待たされた気分になります。
本人は、1時間待たされているのだから
そりゃあ怒ります。
男の人は、とくに待つことが苦手なようです。
これでは、毎回ケンカになります。
そうならないために、「ちょっと待ってて」を
「5分だけ待ってて。必ず行くから」
とおとんに言います。
いつまで待たせるんだと不安なおとんを
安心させる言葉です。
安心すると、怒ることがなくなります。
・「歩かないと寝たきりになるよ」
寝てばかりいる、おとんに言ってしまう言葉です。
自分は、何でもできると思っているおとんには逆効果です。
「わしは、健康だからそんなことにはならない。」
と言います。
なおさら、歩こうとしません。
このままでは、寝たきりになります。
私はやらせることばかり考えて、
おとんを不安にさせていました。
これでは、本人にやる気が無い限り動きません。
何かしてもらいたい時は、相手を気づかう言葉を
かけることです。
そして、一緒にやることです。
「いつまでも元気でいて欲しいから、歩いてくれると私は安心するよ」
「おとんと一緒に散歩がしたい。」
などの声かけをします。
「あなたが大切です」と言うことを伝えることです。
やってもらえることが増えます。
・本人の目の前で、「はあ~」とため息をつく。
これは無意識にやってしまうのです。
疲れてくるとついやってしまう悪いクセです。
おとんに対して、ため息をついたわけではないのです。
けれどおとんは、ネガティブにとらえます。
「わしは、アホだからな。悪かったな」
と言います。
認知症の人は、感情をよく読みます。
読心術があるのではないか?と思うくらい心を読みます。
認知症の人の前では、めんどくさい的な態度をとらない。
ため息をつかないことです。
こちらに、そんなつもりがなくても
機嫌が悪くなります。
悪い対応していることに気がつくこと
最後になりますが、
認知症のおとんは、自覚があります。
自分でボケているとよく言います。
本人は、自分の思い通りにならない不満や
不安を抱えています。
「わしボケてきたな」とおとんが言葉にだす時は、
私へ警告だと思っています。
おとんが「人として扱ってくれ、尊重してくれ」
と言っているのだとらえます。
私の介護のやり方を、見直すための警告です。
在宅介護をしていると、ストレスがたまります。
時間に追われることや
うまくいかないことがほとんどです。
なので効率よくやろうとします。
そうなれば介助は雑になり、
いつの間にか悪い対応をしている。
そして本人を怒らせてしまう。
悪循環です。
しかし、なかなか
自分の悪い対応に気がつけません。
悪い対応に気がつくためにすること。
それは
「相手に嫌な思いをさせていないか?」
「私がされたらどう思うか?」
「この対応に違和感はないか?」
自分に問いかけることを忘れないことです。
穏やかな暮らしのために、
人間としての心づかいを忘れないためにも、
自問自答をすることが介護する側に
必要だと言うことです。
ついやってしまう悪い対応でした。
<悪い対応まとめ>
・本人は、いつも不安だ。
不安をとりのぞくこと。
・無理矢理やらせようとしない。
本人を、気づかう心をもつ。
・無意識の悪い態度をあらためる。
・対応に行き詰まるなら自問自答する。
おしまい。
「ありがとう」と感謝の気持ちを忘れずにいたいです。
(^_^)ノせばね~
お読みいただきありがとうございます。
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最終更新日 : 2020-07-21