腸から幸せをもらう
ー 嫁の私 ー
認知症在宅介護中 嫁の私観察記録。
アルツハイマー型認知症義母(呼び名おかん)要介護3です。
在宅介護で、気がついたことを書いています。
認知症になると、便秘はつきものだ。
便秘になると病院では、必ず下剤
(便をだすお薬)が処方される。
おかんは、下剤を飲むとお腹が痛くなりゲリになる。
便の片付けが大変になる嫁の私。
下剤で、便を出すタイミングが難しい。
「便がでるのをコントロールする」
ことを書いています。
(1分で読めます)

便秘とは?
便のでる回数が、週に3日未満である。
お腹に便がとどまっている。
残便感があり、苦痛がある。
下剤で便のコントロールは難しい
便を出す薬(下剤)の種類には次のものがある。
・便をやわらかくするマグネシウム(マグミットなど)。
・お腹で(大腸)便を早く肛門に移動させるピコスルファート
(ラキソベロン、センナ、コーラックなど)
どちらの下剤も大腸に働きかける。
認知症のおかんには、この下剤が厄介なことになる。
そもそもお腹(結腸)に、便がたまるしげきで
脳に「うんこが出そう」と知らせる。
(これを便意と言う)
そしてこの便意をひき起こして、便がでるにつながる。
便秘の人は、この「うんこが出そう」感がうすくなる。
認知症のおかんは、
「便が出そう」を言葉で表現できない。
肛門に便が、はさまった感じを
体の恐怖ととらえるのだ。
そうなれば、自分の恐怖を取り去りたい。
肛門に、手をいれかきむしる。
手についた便は、服にこすりつける。
本人は、臭いし気持ち悪いで
プライドも傷つく。
介護者である私は、片付けがたいへんだ。
そこで、便を出すために病院で処方された下剤を使う。
こんどは、逆にゲリになる。
でる便の量は、たべた食物繊維(しょくもつせんい)
によって量がかわる。
おかんは、食事の量がすくない。
下剤は、あくまで便が大腸を移動させる
スピードを速くするだけだ。
お腹にたべもの(便)がたまっていなければ、
肛門でかたまっている便のすき間から
ダラダラ水様便がでるだけだ。
おかんは、下剤でお腹が痛くなる。
お尻は、ダラダラ便で違和感をかんじる。
終いに、きげんが悪くなり怒りだす。
(周辺症状につながる)
下剤で、排便のコントロールが
出来ている人はいいと思う。
けれど、認知症のおかんは下剤で
便のコントロールは難しいのだ。
朝便が、出るようにコントロールする
便をだすために、食事・散歩・睡眠に気をつけている。
それ以外でも、便を自然に出るように工夫している。
・お腹をのノ字にマッサージする。
・朝かならずトイレに座る。
・便を軟らかくするためにコーヒーなどに
サンファイバーをまぜて飲ませている。
(イヌリン入りなので食物繊維が豊富だ)
・朝は白湯を飲む。
お腹をホットパック(カイロみたいなやつ)で温める。
(便意を感じるため)
・最悪便が、3日以上出ないとき
レシカルボン座薬を使う。
(炭酸ガスを固めただけのもの。下剤成分なし)
レシカルボン座薬は、肛門に直接入れて使うものです。
すぐに腸に効くので、便が1時間以内に出る。
レシカルの良い所は、便の出る時間がわかりやすい。
タイミングよくトイレに座れる。漏れることがすくない。

(↑ホットパックとサンファイバー)
便秘まとめ
・便秘は認知症を悪化させる。
・刺激のつよい下剤は使わない。
・3日以上便が出ないときはレシカルボン座薬使用する。
・毎日食物繊維をとる。
(サンファイバー)
・トイレに座るクセをつける。
最後になりますが、便秘になると誰だって憂鬱になる。
しかし認知症の人は、便秘が恐怖と不安になる。
不安になると周辺症状につながり暴言になる。
そうならないためにも、介護者である私が
便をコントロールすることが大切なのだ。
おしまい。
最後までお読みいただきありがとうございます。
便がでると幸せが増えますね
(^_^)ノせばね~(函館弁で、またね~の意味です)
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最終更新日 : 2020-07-12