fc2ブログ

    介護日記 おとんナウ

    認知症の義父と義母二人を在宅介護している見守り人嫁のお話です。

    Top Page › 周辺症状 › ひとつの事に、こだわり続ける父の行動を受けとめる。
    2020-07-10 (Fri) 14:00

    ひとつの事に、こだわり続ける父の行動を受けとめる。


      私は弱いから

      力がわいてくるのだ。


         ー 嫁の私 ー

      認知症在宅介護中 嫁の私観察記録。

      アルツハイマー型認知症義父82歳

      (呼び名おとん)要介護3です。

      アルツハイマーの能力に、記憶障害がある。


      例えば記憶が、現在から過去にむかって消える。

      ヒントを、言っても出来事を

      まるごと忘れるなどの症状をいう。


      そんな認知症の能力を使って、

      こだわり続ける父に

      私がどのように対応したかを書いています。
      (3分で読めます。)

      <こだわりの法則>

      ひとつの事に、集中するとそこから抜け出せない。

      否定したり、すればするほどこだわりつづける。

      こだわりを、無理に止めようとすると興奮・暴言・暴力につながる。


      こだわる父


      日曜日の早朝4時45分。

      雨があがった。

      私は、いつもの日課である

      ウオーキングにでかける。


      駐車場を横切ると、おとんが立っている。


      近づいてみると、何やら様子がおかしい。


      おとんは、一心不乱にうちの車のドアを

      ガチャガチャやっている。


      私に、気がついていない。

      恐いけど、声をかけた嫁の私。


      私「おとん、おはよう何してるの?」


      父「わああ~びっくりした。」


      私「おとん、何をしているの?」


      父「何って・・。カギもってへんか?」


      私「カギ?車の?」

      父「そうや。車で大阪に行ってくるわ」

      私「なんでまた?大阪なの?」

      父「大阪の兄貴から、電話がきてな。

      来いって言うから・・早ようカギをくれ」


      私「大阪の兄貴って、20年前に亡くなった人だよね?」


      父「おまえは、アホか💢なんで

      死んだ人から電話がくるんや。」

      父「早よう~カギよこさんかい💢」

      私「ごめんなさい。すこし待ってって、

      カギ探してくるから」



      家にもどりながら、考えた。


      私は、正しいことを言って

      おとんを怒らせてしまった。


      こういう時は、おとんの世界

      合わせなくてはいけない。

      だけど、ウソはつきたくない。

      おとんは、10年以上前に

      車の免許証を返している。

      もうだいぶ運転していない。

      認知症もあるから、運転は危険だ。


      それに大阪の兄貴は、

      心不全で亡くなっている。


      おとんが元気な頃は、大阪の兄貴の所に

      車でよく行っていた。

      過去を思い出しているのか?




      私が大阪へ連れて行ったところで、

      兄貴がいない。


      おとんは、兄貴が居ると思いこんでいる。


      連れて行くと、居ないからもっと怒りだすかもしれない。

      どうしたらいいだろうか?・・・。

      mate
      私がおとんにとった対応。

      車のカギは、主人が持っている。

      日曜の早朝だから寝ているだろう。

      私は、おとんがいる駐車場へ戻った。


      父「カギ持ってきてくれたか?」

      私「おとん、ごめんなさい」

      父「兄貴がまってるんや。カギは?」

      私「〇〇さん(主人)が持ってて、

      今寝てるからカギがないの」


      父「ほな、どーすんねん。行かれへんや💢

      兄貴がまってんねん💢」

      私「今日〇〇さん(主人)休みだし、起こすのかわいそうでしょ。

      起きるまで待ってて」


      父「待てへんわ。兄貴がまってんねん💢」


      私「大阪の兄貴だって、日曜日の朝は寝てると思うよ。」


      父「そうやろか?だけど電話きてたで?」


      私「ごめんねおとん、私ともう少しだけ

      待ってほしいな」


      父「・・・・」


      私「待つ間、私とコーヒー飲もうよ。

      モーニングコーヒーいいでしょ?」

      父「しゃーないな」


      おとんは、コーヒーが大好きだ。

      早朝なので、喫茶店は開いていない。

      近くのコンビニへおとんと行った。

      コンビニへ着くまで、おとんは

      何度も車のカギがない話をした。


      私は、おとんの話を何度もじっくり聞いたのだ。


      そしておだやかな態度で、何度も主人が

      寝ていること。

      今はカギをわたせないことを伝えた。


      コンビニでコーヒーを、飲みながら主人の話をする。


      息子の話をすると、おとんは機嫌がいい。

      コンビニから帰り道、おとんは笑っている。


      そしておとんの中で、大阪の兄貴の話が変わっていた。


      父「そう言えば、今朝コーヒー屋さんから

      電話があってな」

      私「なんて?」


      父「コーヒー飲みに来いって」

      私「今飲んだから約束は果たしたね」


      父「そうやな。あーうまかった。」


      おとんは、すっかり大阪の兄貴の話が消えた。


      そしてコーヒーを、飲んでおとんは満足したようだ。

      つかれる


      こだわる父への対応まとめ

      ・こだわり続けるのは、認知症の症状のひとつである。


      ・こだわりの行動が、正しいか間違いかは重要ではない。


      ・本人の世界にあわせる。行動を受けとめること。


      ・絶対否定しないこと。


      ・場所をかえる。時間をおく。


      ・こだわりは長期は続かない。

      (父が重要視したお金のこだわりの時で、

      半年~1年くらいで終わりました。)

      ・本人の過去を知る。


      ・本人が安心できるように

      もってゆくことが大切である。



      最後になりますが、こだわる父をみて

      わかったことがある。

      本人は、真剣に切羽詰まっている。


      間違ったことを言うけど、話をきちんと聞いてあげることなのだ。


      相手を気づかう心が、本人に伝わると

      こだわりは消えてゆくということです。


      おしまい。

      最後までお読みいただきありがとうございます。


      雨が降り続いています。
      ご無理なさらずにご自愛くださいませ(^_^)ノせばね~♡

      ↓ポチっと押してくださるとうれしいです。
      にほんブログ村 介護ブログ 在宅介護へ
      にほんブログ村

      にほんブログ村 病気ブログ アルツハイマー病へ
      にほんブログ村
      ランキング参加中です。

      いつもありがとうございます。
      スポンサーサイト



      [Tag] * 在宅介護 * 認知症 * こだわり

      最終更新日 : 2020-07-10

      Comment







      管理者にだけ表示を許可