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    介護日記 おとんナウ

    認知症の親を在宅介護している見守り人嫁のお話です。

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    2020-06-07 (Sun) 00:00

    絶対に不利なことは認めない。

      わしが世界の頂点じゃ

      ー おとん ー

      認知症在宅介護中 嫁の私観察記録。

      アルツハイマー型認知症義父おとん要介護3です。

      在宅介護で、気がついたことを書いています。


      認知症になると、プライドが高くなり少しでも
      自分の思いとおりにならないと腹をたてる。


      自分が不利になると「忘れた。そんな事は聞いていない。」
      となるのが認知症の能力だ。

      アルツハイマーは、自分に不利なことは絶対認ない。

      正そうとすると私が疲れ果てる。

      「正そうとしない方が楽になる」
      と言うことを書いています。

      自由

      「都合のいい話」

      おとんは、都合が悪くなると
      あー言えばこー言う戦法をつかう。

      例えばおとんが、夕飯を食べるときだ。

      おとんは、暑がりだ。

      お風呂上がりに、食事をするので脱いだまま。

      暑いとき、上を脱いでズボンだけはいている人がいる。
      これは、まだいい。


      おとんの場合、

      腰にバスタオル巻いて靴下をはいて食事をする。
      (バスタオルの中はわからない)


      嫁の私は、おとんにコレをやめてほしいのだ。

      おとんに、お願いしてみた。

      嫁の私「おとん、食べる前に服着てね」

      おとん「わし暑いもん」

      嫁の私「汗がひいたら風邪をひくよ」

      おとん「わし大丈夫。風邪はひかへん」

      嫁の私「どうして大丈夫なの?」

      おとん「わしは、天から授かったものがあるから大丈夫なんや」


      嫁の私「天から何を授かったのさ?」


      おとん「脂肪やん(ぜい肉)」

      まったく話にならないのだ。

      話が、どんどんそれていくだけだ。

      例え私が、正しいことを言ったとしよう。

      おとんのズボンが、ぬれていても

      「さっき水仕事したから」

      おとんが、家をゴミだらけにしても

      「天皇陛下から預かった」

      などなど絶対に自分が、不利なことは認めないのだ。


      そんなムダな会話に、イライラする
      時間がもったいない。

      自分の楽しい時間に使った方がいい。


      おとんの都合のいい話が、
      始まったら聞き流すことだ。

      介護する側が、早めにあきらめる力をつけることなのだ。

      その方が、ムダに疲れないで済むと言うことだ。

      正そうとする事が、いいとは限らないのだ。

      おしまい。


      介護は、失敗しないとわからない(^_^)ノせばね~(またね)

      最後まで、お読みいただきありがとうございます。

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      最終更新日 : 2020-06-07

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