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    介護日記 おとんナウ

    認知症の親を在宅介護している見守り人嫁のお話です。

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    2020-06-03 (Wed) 10:43

    その優しさが、仇(あだ)となる。



       捨て身の努力


      ー 嫁の私 ー

      認知症在宅介護中 嫁の私観察記録。

      アルツハイマー型認知症義父おとん(要介護3)。

      アルツハイマー型の能力に「ふりかえり現象」がある。


      この能力は、自分の記憶に自信がないので

      「~だったかな?」と近くにいる家族に

      確かめるように聞いてくる。

      聞かれた家族は、普通に「~だったでしょう。」と答える。


      いっけん当たり前の会話にみえる。


      しかし、この対応をしていると

      「介護が負担になってくる。」

      と言うことを書いています。

      (私が失敗したお話です。)

      ストレス

      「優しさが、ストレスになる」


      認知症の発見にも役立つ、ふりかえり現象。

      この能力が、以外とやっかいだった。

      例えば・・・。

      おとんと買い物をしているときだ。

      嫁の私「おとん今夜は何が食べたい?」

      おとん「急に聞かれてもな~。何がいいと思う?」

      嫁の私「じゃ今夜は、カレーにしよう」

      おとん「そうやな。カレーがいいな」
      となる。

      ただの親子の会話に聞こえるだろう。


      しかーし、これが続くとどうなるかだ。


      私が、トイレを掃除しているときだ。

      おとんは、キッチンから嫁の私を呼ぶ。

      呼ばれたので、いったん掃除をやめてキッチンへ向かう。


      嫁の私「おとん。何かな?どうしたの」

      おとん「このパン焼いたらいいんやな?」

      嫁の私「うん。そうだよ、焼いたらいいよ」

      そして私は、トイレ掃除にもどる。


      おとん「なあ~嫁の私」

      また、おとんに呼ばれたので
      トイレ掃除をやめてキッチンへ。


      おとん「焼いたパンに、これ(バター)を塗ったらいいんやな?」

      嫁の私「そうだよ」

      また掃除に戻る。


      おとん「なあ~嫁の私」

      再び、キッチンへ戻る嫁の私。

      おとん「パン食べていいんやな?」

      嫁の私「パン食べてや。お腹空くよ」


      私はおとんに、聞かれるたび答えていた。


      認知症の親だから、優しくしなければいけない
      と思っていたのだ。

      これが間違いだった。


      そして私が、夕飯のしたくをしているときだった。

      野菜を炒めていると、トイレからおとんがさけんでいる。


      おとん「なあーー嫁の私。これでふいたらいいんか?」


      嫁の私「今、手がはなせないから~」


      おとん「じゃ、わしは待ってるからなーー」


      嫁の私「待たなくていいから~」


      私は、火を止めて急いでトイレに向かった。

      ドア越しにおとんに話しかける。


      嫁の私「どないしたの?」


      おとん「これでふいたらいいんか?」


      嫁の私「中に紙があるよね?」


      おとん「わし、ふいたらいいんやな?」


      嫁の私「ふいたら、いいやん」


      おとん「うん〇は、どうするんや?」

      嫁の私「・・・・」


      この時、私は気がついたのだ。


      私が、今までやっていたことは優しさではなかった。

      本人にとって良くないことだった。

      私がいなければ、おとんは
      何もできない人になってしまう。


      何でもかんでも、答えていたら
      何も考えられない人になる。


      私が答えていることで、自立できない老人を作ってしまうのだ。


      そのうえ私が、いつも優しくしようと
      心がけているとしんどくなる。

      かなりストレスになるのだ。


      おとんに、自分で考える時間をあげるべきだ。


      それから私は、待つことにした。

      おとんが、聞いてきた時は「おとんはどう思うの?」
      と答えを待つことにした。


      介護をしていると、

      優しさからなんでも教えてあげよう、

      やってあげようとしてしまう。

      脱いだ靴下さえ、洗濯かごに入れられない人もいる。


      やってあげることで、少しずつ自分のストレスになってゆくのだ。


      介護される側も、やってもらってばかりでは
      申し訳ない気持ちでストレスになる。


      お互いにとって、優しさがストレスになるのだ。


      優しさは、必要なことだが
      優しさを間違えてはいけないと言うことだ。

      過剰なやさしさは、身をほろぼす。

      おしまい。



      親切心が、押し売りにならないように気をつけます。
      (^_^)ノせばね~

      最後までお読みいただきありがとうございます。

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      最終更新日 : 2020-06-03

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