リテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール
(我を 助けよ 光よよみがえれ)
ー シータの祖母 ー
(私の心を落ち着かせる呪文)
認知症在宅介護中 嫁の私観察記録。
アルツハイマー型認知症義父おとん要介護3です。
アルツハイマー型の能力に、認知機能障害があります。
(記憶障害、見当識障害、実行機能障害、
失語、失行、失認など)
この能力があるために、ふだんの生活をするのに
私たちの何十倍も労力をつかわなければいけない。
(例えば、ゴミ箱へ捨てず使用済み紙パンツをキッチンで洗う)
私たちから見るとおかしな行動だが、
本人はいたって真面目である。
この行動を、あなたはどうとらえますか?
どうとらえるかによって、気持ちの負担がぜんぜんちがう。
と言うことを書いています。

「BPSD」
おとんは、わたしたちのふつうが苦手だ。
たとえば・・・。
おとんは、散歩(徘徊)へ出かけるとゴミを持ち帰る。
水道は出したまま。テレビはつけっぱなし。
トイレは流さない。
デイを、とんずらする。(デイから逃げ出す)
などなど・・言ったらきりがない。
嫁の私は、おとんにそのつど
お願いをする。
しかし、おとんは聞いてはくれない。
困りごとが、増えるばかりだ。
おとんは、私を困らせることばかりする。
どうしてそんなことするの?
なぜ嫌がらせするの?
私の話を聞いてよーーー。
私は、こんなふうに考えイライラしていた。
認知症だと思っていても、イラッとしてしまう。
イラつく自分にも腹が立った。
こんなんじゃ、毎日が楽しくなーい。
そう思い、考えかたをなおした。
そして、気がついたのだ。
今まで自分の正当な意見を、
おとんに押しつけていただけだ。
自分の思った通りに行かないから
イライラしていたんだ。
認知症のおとんを、受け入れていなかったんだ。
それに気がついてから、おかしな行動の
とらえかたを改めた。
「なぜ困らせるの?なんでそんなことをするの?」と、
とらえない。
なにか困った行動にぶち当たったら
「そうきたか!」ととらえることだ。
(例えば、おとんが、冷蔵庫の食料を全て食べてしまう。
「そうきたか!」)
「なんでそんなことするのさ」と思うとイライラするけど、
「そうきたか!」と思うえば「よしゃ~」って気持ちで心が軽くなる。
次の対策も、考えやすいのだ。
認知症の行動をみていると、今まで普通に
できていたことが出来なくなる。
介護する側は、ワザとしているのでは?と混乱する。
どうしてもイライラしてしまうのだ。
私がいくら正当なことを言っても、本人には伝わらない。
本人の中で、思っていることが絶対的な事実だからだ。
本人を、正そうとすると自分がしんどくなるだけだ。
これをすれば絶対に、問題がなくなるという魔法は
今のところ残念ながらないのだ。
しかし、自分がその行動をどうとらえるかで、
イライラはなくなると言うことだ。
おしまい。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
何事もいいように考えよう。
ポジティブ・ポジティブ(^_^)ノせばね~
いつもご訪問ありがとうございます。
↓ポチッと押してくださるあなたに「ありがとう~」(^_^人)

にほんブログ村
(↑たくさんの介護の方が参加されています。)
皆様のブログが、心の支えになります。
スポンサーサイト
最終更新日 : 2020-05-28