人の振り見て我が振り直せ
ー ことわざ ー
認知症在宅介護中 嫁の私観察記録。
アルツハイマー型認知症義父おとん要介護3です。
高齢なので、足の筋力が低下している。
筋力低下を、防ぐためにおとんと散歩をしている。
散歩をしていると、いろんな人間がみえてくる。
「人の振り見て我が振り直せ」
と言うことを書いてます。
嫁の私は、おとんをリハビリがてら散歩に連れ出している。
近くの公園に行くのだ。
普通の人の歩きなら、公園まで5分でつく。
おとんの場合、すり足の小また
歩きで片道15分以上かかる。
高齢のおとんには、いい運動になるのだ。
おとんは自分が、ヨタヨタ歩いていると思っていない。
わしは、シャンシャンしている。
わしは、何でもできる。
おとんのプライドは、天下一だ。
私が、おとんの体をささえると
「わしに何するんじゃ~」と怒る。
私は杖を持っていない反対側で、おとんを見守るのだ。

公園までの道幅がせまい。
人が来た時は、私がおとんの後ろへまわる。
おとんがあぶない時すぐに守れるからだ。
公園までの道は、意外と空いている。
しかーし
自転車に乗ったまま、歩道を走り抜ける人がいる。
これが、私は恐いのだ。
おとんは、高齢者で認知症だ。
とっさの判断が、かなりにぶい。
私は自転車に気がつくと「おとん横にズレてあぶないよ」と伝える。
おとんは、10秒ぐらい考えてから横へ動き出すのだ。
私はあわてて腕をひくことが多い。
(おとんは怒るけどね。)
先日のことだ。
おとんといつものように歩いていると、後ろから
自転車に乗った二人連れが近づいてきたのだ。
私は、おとんの後ろへまわった。
だが、その二人連れの自転車に乗った人は
横並びのまま(2台の自転車)後ろから近づいてくる。
自転車の人たちは、おしゃべりに夢中だ。
横並びに、走っていることに気がついてない。
危ないので、私たちは立て一列にたち止まった。
歩道が、せますぎる。
チャリ~ンチャリンとベルを鳴らし「ちょ~どき~いな」と
自転車2台横並びでドンドン近づいてくる。
もう逃げ場がない。
車道にでるしかない。
嫁の私は「おとん、足をあげてこっちにきて」と腕をささえて
道路にある縁石をまたいでもらった。
さいわい車が、いなかったので良かった。
その二人連れの自転車に乗った人たちは
「どんくさいねえ」と言って通り過ぎて行ったのだ。
おとんには、聞こえなかったみたいだ。
おとんが、転ばなくて良かった。
ケガをして、入院になったら一大事だ。
認知症も悪化するところだった。
本当に、無事で良かった。
世の中には、いろんな人がいる。
人のことを、せめるのは簡単だ。
けれど、あの自転車に乗った人たちをみて考えた。
自分も無意識に、親や他人を傷つけているのではないだろうか。
いまいちど、親や人との関わり方に気をつけよう。
自分は人やものに対する思いやり、感謝の気持ちを
なくさないように気をつけますと誓った。
おしまい。
スマホ歩きも危ないね(^_^)ノせばね~
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最終更新日 : 2020-05-23